コピーライターが気になる歌詞

我輩はコピーライターである。 出世作はまだない。
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宇多田ヒカル 『Colors』
もう自分には 夢のない絵しか描けないと言うなら
塗り潰してよ キャンバスを何度でも
白い旗は 諦めたときにだけかざすの
今の私は あなたの知らない色






『Colors』というだけあって、歌詞だけでなく曲としてもたくさんの色彩が散りばめられている。

マイナーキーでありながら、浮遊感のある不思議なメロディーライン。

リズムも伴奏がダブルテンポになったり戻ったりと、緊張感がずっと持続したまま走り抜けていく疾走感がある。


歌詞の中で描かれる色々。

半端な願望には標識も全部灰色だ

⇒感情や心境を投影した描写。イメージであり隠喩である。



青い空が見えぬなら 青い傘広げて
いいじゃないか キャンバスは君のもの


⇒「いいじゃないか」と自由を謳う肯定的な呼びかけのように単純には聞こえるのだが、なにかそこに諦めや開き直りのようなニュアンスを感じるてしまうのは気のせいではないだろう。


黒い服は死者に祈るときだけに着るの

⇒「死者に祈る」という重い内容のコトバが唐突に現われる違和感が、強い印象として刻まれる。
PVで黒い服を纏うことについて、どれほど意識的なのかどうかはわからないが、この曲のカラーには逆にハマっている気がする。



そして最後のフレーズについて。
全体の歌詞の中からストーリーめいたものを読み取ることもできなくはなさそうだが、どちらかというとイメージは連続的ではなく、断片をパッチワークでつなげたような印象が強い。

今の私はあなたの知らない色

と言うとき、新しく塗り変えられ刷新された「私」の心変わりを指しているのか、「私」のことを見出せなくなった「あなた」の心模様を指しているのか、またはそのどちらでもであるような気がする。

いずれにせよ、どちらの色にも染まることなく、関係が希薄になっていく男女の様子を描いたものではあるのだろうけど。

 ※余談ながら「あなた」には神経症の気質を感じざるを得ない。









Comment
≪この記事へのコメント≫
はじめまして
こんにちは、よく参考にしています。これからも遊びにきます☆
2008/10/25(土) 13:38:32 | URL | はなえ #-[ 編集]
参考…?
こんばんは。
参考に…なるようなことは、一つも書けていないのではないかと、内心ドキドキしていますが、遊びには来てください。

しばらく間があいてしまいましたが、
がんばって今日も一つ書けたらなと思ってます。
2008/11/11(火) 23:30:17 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
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