コピーライターが気になる歌詞

我輩はコピーライターである。 出世作はまだない。
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Mr.Children 『Love』
何気なく なんとなく 他の誰かに
君を染められるのが 気にかかる
かなり勘の鋭い 僕の彼女を 怒らせるのも
なにか違ってる

燃えるような恋じゃなく ときめきでもない
でもいつまでも君だけの特別でいたい





この曲をして、
男のズルさを象徴する曲
と評した女がいた。
しかも、実は、けっこうたくさん。

そうですか?みなさんはどう思いますか?
それを知りたいので、ひとまず全詞をご覧ください。




偶然だね こんな風に 会うたびに君が変わってく
見慣れないそのピアスの せいなのかな ちょっとだけキレイだよ

彼になる気もなくて 責任など さらさらさ
でもね 少し 胸が苦しい

何気なく なんとなく 他の誰かに
君を染められるのが 気にかかる
かなり勘の鋭い 僕の彼女を 怒らせるのも
なにか違ってる

燃えるような恋じゃなく ときめきでもない
でもいつまでも君だけの特別でいたい

本当に手に負えないよ 
天気予報より 嘘つきで
青空の中に映る 調子いい君のあの笑顔

口さえなきゃ誰もが 振り向くようなスタイルで
人をその気にするのがうまい

気がつけば いつも 巻き込まれてる
いつも君のペースだけど 楽しくて
昔 野球で鍛えた 君の彼氏に
殴られるのも 何か違ってる

それでもね 時々は 電話しておいで
昼間でも 夜中でも 遠慮はいらない

悲しい出来事に その笑顔を奪われたら
探しに行こう あの日のように

振り向けば 心の隅に 君がいて 
I wanna smiling your face
いつも それだけで 
投げやりな 気持ちが 空に消えてくよ
でも愛してるとは 違ってる

ちっぽけなプライドも 遠慮もいらない
束縛や やきもちは ちょっぴりあるけど

燃えるような恋じゃなく ときめきでもない
でもいいじゃない それもまた一つの Love Love Love




まずは状況を整理しましょう。


【登場人物】

「僕」=男 : 彼女がいる。「君」が気になる
「君」=女 : 彼氏がいる。「僕」とは友達
 僕の彼女 : かなり勘が鋭い
 君の彼氏 : 昔、野球で鍛えていた

おおざっぱにはこの4人になるのか、と。
そして、みんな年齢設定としては、基本的には高校生かな、と。
もしくは大学生(昔、野球で鍛えた、とか)でしょう。
社会人のお話ではないことは、確かです。


【関係・状況】

「僕」は、彼女がいながら、「君」のことが気になっている。
少なくとも友達であることは確かで、なんとなく幼馴染のような関係も思い浮かぶ。一方「君」の方は、「僕」を男として意識している様子もなく、どちらかと言えば天真爛漫な、ざっくばらんとした明るい性格で、きっとおしゃべりで。だけどふとした時なんかにドキッとさせるような表情を見せたり、するんだろうな。
それで少し淋しがりやなところがあったりして、ときおり「僕」に対して弱音を吐いたり、甘えたりもしたりして。。。
あー…いいですな。こういうのって。高校生に戻りたい。


【ズルイのは男か?】

こうした状況を見て、女性陣から上がってくる意見が、ズルい男!というもの。
でも果たしてそうだろうか?
きっとそういう意見が出る理由としては、


彼になる気もなくて 責任など さらさらさ

何気なく なんとなく 他の誰かに
君を染められるのが 気にかかる

かなり勘の鋭い 僕の彼女を 怒らせるのも
なにか違ってる

燃えるような恋じゃなく ときめきでもない
でもいつまでも君だけの特別でいたい

でも愛してるとは 違ってる

ちっぽけなプライドも 遠慮もいらない
束縛や やきもちは ちょっぴりあるけど



などの歌詞の印象なのでしょう。
確かに、これだけ見ると、自分勝手な、ズルい印象がないこともない。
だけど、どうでしょう。それは「君」にも同じことが言えるんじゃないのかな?


本当に手に負えないよ 
天気予報より 嘘つきで
青空の中に映る 調子いい君のあの笑顔

口さえなきゃ誰もが 振り向くようなスタイルで
人をその気にするのがうまい

気がつけば いつも 巻き込まれてる
いつも君のペースだけど 楽しくて



とか、実は彼女の方も、自分勝手なところや、ズルいところが同じようにあるのではないのか、と。特に次の歌詞。

それでもね 時々は 電話しておいで
昼間でも 夜中でも 遠慮はいらない



…恐らく、何かあったときに、「ねえ、ちょっと聞いてよ!」みたいな感じで電話をしてきたりするのは「君」の方だったりして、


悲しい出来事に その笑顔を奪われたら
探しに行こう あの日のように


…「僕」の方でもそれに答えたり、意外と「君」のことを友達としてもちゃんとサポートしていたりする気がするんですよね。

だから、ズルいという意味では、男も女もズルい!という結論です。
ええ、僕は。
その被害を受けているのは、「僕の彼女」であり「君の彼氏」なのです。はい。


※ここからは僕の妄想ですが、、、
きっと、「僕の彼女」は、女の子ぽくて、キレイで、もしかしたら清楚であったりするわけですよ。それに比べて「君」は、どちらかと言えば男っぽいところもあって、美人というよりはカワイイタイプで、はたまたガサツだったりする。

だから、「僕」はついつい、「お前も、もうちょっと女らしくすれば~」みたいなこと言ったり、友達にお前ら仲いいな、なんて言われたら「おいおい、やめてくれよ~、あんな女ありえないから」みたいなことを言ってしまったり。

そんな学園ドラマが目に浮かびます。


閑話休題


【Loveとは?】

最初にも言いましたが、この歌で歌われているのは、きっと高校生くらいの年頃の恋愛事情。その中で、彼女がいながら、気になる女の子がいて、ちょっと複雑な感情を抱いている男の葛藤というか、心のわだかまりを歌ったものです。

で!と僕は思うのですけど、この歌詞を書いた桜井氏は、一体いつの時点の視点で、これを書いているのか、というところがポイントかな、と。
つまり、高校生の自分そのままの気持ちで書いているのか、
大人になった自分が、当時の気持ちを振り返って書いているのか


結論から言えば、恐らくは前者、高校生の気持ちそのままを、歌詞にしていると思うんですね。
だけど!というのがポイントで、この歌詞を書いているときの気持ち、そこの中で思い出しているのは、本当に好きだったのは、「君」なのかもしれない、ということ。

あの頃は、若すぎて、色々よくわからなかったりして、可愛かったり、女の子っぽい子を彼女にしたい気持ちが強くって、そういうことになっていたけれど、今の俺なら…なんて考えていると思うのです。
たぶん、今の俺なら、「君」を選んでいるんじゃないかな、なんて。

いろいろな恋愛をして、うれしい思いも、悲しい思いも経験していく中で、自分はどんな女性に惹かれるのか、どういう人なら長続きするのか、一緒に時間を共有するにあたって大切なことは何なのか…そういうことが色々とわかってくる。見えてくる。

そうしたときに、高校時代を振り返ってみて、あ、俺やっぱり「君」のことが本当は好きだったんだな、とか、今の俺がそのときの「僕」なれるのなら「君」を選んだりできるのにな、とか思っているはずなんですよ、ええ。かなり妄想が入ってきましたけど。

つまり、

でもいいじゃない それもまた一つの Love

とか言っていますけど、本当は、それが本当のLoveなんです。
そして、

ちっぽけなプライドも 遠慮もいらない

とか言ってますけど、きっとそんなものが邪魔をして、「君」に真正面から向き合うことができず、斜に構えてしまったりしている。

そんな気がするんですよねぇ。

と、こんなインタビューを桜井さんにしてみたい。
きっと、「…そんなことないけどね」とか言われるんだろうけど。







Comment
≪この記事へのコメント≫
この歌にどうしようもなく共感してたところこのページに辿り着きました。本当に洞察深くて面白いですね!あなたの分析にとても共感します。
2007/07/05(木) 04:46:07 | URL | kijo #-[ 編集]
なるほど!
妙に納得でした。ずるいのはお互い様だ。
ところで高校生・・・なのでしょうか?
女友達の彼氏に殴られたりは社会人になってまでないだろうけど、恋人に対する好きとはちがうけどっていうちょっと特別でっていうのは大人になってもあるものだと思います。
友達以上恋人未満っていうのかな。
いずれにしろ奥深い曲ですね。やっぱり。
2007/07/06(金) 00:09:44 | URL | さおり #-[ 編集]
大学生説
恋に年齢偏差値とかあったなら、僕はかなり精神年齢ひくいっすよ。本当に。
高校生のときの恋愛を、今でもできるくらいに低い。
それは望んでそうしているわけで、言わば恋愛のピーターパン症候群。

さておき、「LOVE」の年齢設定について、あらためて大学生説を提唱したいと思います。

1「昔野球で鍛えた」と、振り返っていること。
2「見慣れないピアス」と、高校生はピアス禁止?
3「口さえなきゃ誰もが 振り向くようなスタイル」→そんなスタイルいい高校生がいるか?
→そんな視点で女子を見るのは大学生か?

などの理由で、大学生説をあらためて。

☆とは言え、この桜井氏は大学には行っていないはずなので、やっぱり高校生かも。

ということで結論。
…よくわかりません。


2007/07/09(月) 00:12:00 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
胸が痛い。。
この曲って、あつかましいですが本当に本当に自分に当てはまる気がして、切なくなるんです。
自分には彼氏がいて、10年来付き合っている男友達にも彼女がいる。
もうそろそろ、お互いいい年なのに彼氏彼女との結婚に踏み切れないなにかがあって、
でも口に出せず、会えば調子いいことばかり言っちゃって。。

素直になろうにも、時間が経ちすぎたのかもしれないと半分諦めたり、
お互いの存在が特別すぎてこのままでいいやと思ったり、
今すぐにでも走って行って抱きしめて欲しいと思ったり、
どうせつき合っても似たもの同士だしケンカばかりするんだからやっぱり彼氏大事にしようと思ったり。。
色んな方向に頭がぐちゃぐちゃになったりするんですよね。笑


いつまでも君だけの特別でいたい。
と思うのは、勝手なエゴだと言われそうだけど、
でも確実に漠然と分かってるのは、自分たちはきっと離れられない存在なんだろうなということ。

どれだけ距離をおいても偶然に必然に当然のように何度も巡り合う運命な気がします。

このLoveのように思い出になる日が来るかもしれないけど。あーどうなることやらw
2009/05/28(木) 10:04:11 | URL | fujixerox #-[ 編集]
私も痛い。。
あのー…わかります。

なにがどうと、うまく言えないんですが、
おっしゃっている話、
よくわかる、ということだけは
よくよくわかります。

頭の中で考えていることと、
心の中で感じていることと、
違うというか。

離れなきゃとは思いながらも、
ずっとそばにいたい感情が消えない、
というか。。

わかっていると言いながら、
わかっていないとしか思えない、
行動をとってしまう。

ん~・・・

ただ、、、
一度限りの短い人生において、
そういった人と出会うことって、
きっと一度あるかないかのことなんだと、
そういう考えがわいてくることを抑えられません。

結末が見えないままに、
ワガママかもですけど、
この気持ちだけは
いつまでもとっておきたくなる。

そういう思いでは、どうしても、います。


2009/05/29(金) 19:00:23 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
 私もこれはかなり大人になってる時の出来事な気がします。自分の恋を壊してまでという思いはないけれど、気にならずにはいられない相手・・・私もこの歌詞に共感してしまう1人ですが、若い時はこうは思えなかったと思います。胸が痛い。。とーっても共感!!
2009/10/07(水) 20:29:12 | URL | #-[ 編集]
ちっぽけなプライドと遠慮
気になる相手に素直になれないのは、
若さゆえ…かもしれませんが、
芯の部分で変わらないものもあるような
気もどこかでしていたりもします。

恋愛も人生も、ついでに年も重ねる中で、
そういう剥き出しの本音を表に出さないことが
得だったり、優位だったりすることを知ったり、
そういう剥き出しの本音が届かないときに
ものすごく傷つくことを覚えたりして、
ごまかすことが上手になっていくだけ。
なのかもしれないなぁ…なんて思ったりしています。

恋愛を上手にこなすひとよりも、
恋愛にどっぷりはまってボロボロになる人の方が、
恋愛を深く捉えているのかもしれないなんて
思っちゃいます。たまに。


コメントのタイトルにもつけましたが
ちっぽけなプライドと遠慮
それが…いまだに、いくつになっても、消えそうにありません。

それが邪魔して、本当の気持ちが伝えられないこともあるし、本気だった恋愛が断ち切れないこともある。

そうなんです。
2009/10/10(土) 02:22:15 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
>ごまかすことが上手になっていくだけ。

そうなんですよね。
ごまかして閉じ込めてただけで本当の気持ちはちっとも変わっていないのに、後一歩が、飛び込むのがこわくてこわくて。
ちっぽけな自分を守るプライドや相手を思って遠慮したり、経験が邪魔して素直になれない。そんなのどうでもいいことなんですよね。
私、以前に書き込みさせていただいて、特別な男友達がいるんですが、それからつかず離れずで何も変わってなかったけど、
少し前、男友達に彼女と結婚しようと思うと告げられました。
自分に素直になれず、遊んで見て見ぬふりした結果、特別な男友達は彼女と結婚することを決めたみたいです。。

でもまだ迷っているのか彼女には言ってないらしく、私とか友達に結婚宣言していました。
そうなって、初めて正直にならないと後悔すると実感してしまった。
もうほんとに遅すぎるけど今しかないと思って、長年続いた彼氏と別れ、男友達に思いを伝えに行きました。
案の定、もう遅いと言われ、俺も好きだったと言われました。

もっと早く言ってたらと、過ごしてきた日々に後悔しそうだったけど、
思いを伝えれたことは一生後悔しないと思う。

ふられてもそれでもまだ、好きな気持ちは変わらない。特別な存在ってずっと特別なんだな。って思ったら、少し気持ちが楽かな。

しょっちゅう会ってたし、今も二人で会ったりする分辛いけど、あの人が決めた相手ならちゃんと友達として祝ってあげたいと思う。まだ、強がりなんですけどw

素直になるって大事ですね。
2009/11/26(木) 12:31:35 | URL | fuixerox #-[ 編集]
ごまかし…きれず
自分で思ってたより、ごまかすことを上手にできないなぁ…などと思ってたりします。

fuixeroxさん(?当ってます)のようには、
大人にふるまえない自分がいたりもします。

でも想いを告げて、それに答えてももらえて…その答えは自分が望むものでは必ずしもなかったでしょうが…そういう意味で嘘がないことは、きっとよかったと思えるんじゃないでしょうか。
今も、未来からその今を振り返ったときも。

>特別な存在ってずっと特別なんだな

っていうのは、僕も実感として思います。

タイミングだけ、わずかにずれてしまったがために、そうなってしまう。
それ以外に理由が見当たらないだけに、想いが残ってしまうだろうけど。
でもそういうタイミングも含めて、縁だったりするんでしょうね。

今も二人であったりする…というところだけ、個人的には気になりますが、でも最後まで自分には、相手にも、素直であり続けることは、きっと大切なことだと思います。

次の未来へ進むためにも。
今の恋愛を後悔しないためにも。

ちゃんと終わらないと、ちゃんとはじめられませんからね。

それだけは、きっとそうだと思います。

kiku
2009/12/01(火) 13:30:18 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
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