コピーライターが気になる歌詞

我輩はコピーライターである。 出世作はまだない。
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斉藤和義 『おやすみ』
もしも明日晴れたら 迎えに行くから
何もなくていいから 待っていて
もしも予報通りに 雨が降る時は
大きな傘ひとつ持ってくよ


→歌声はコチラ
→歌詞はコチラ




数少ない“そら”で歌詞を覚えている曲で、
数少ない楽譜を見ずに弾き語りができる曲。
そして数少ない特別な思い出が詰まった曲。

以前、この曲をこのブログで取り上げたことがあったけど、
なぜか、その記事は消えてしまいました。
でも確かにあったんです。
…今は消えてしまったけど、昔は確かにあったものって、
 それは今まさに抱えている面倒な記憶や感情とも重なります。




この曲については、もはや客観的に語ることは正直できない。
個人的な思い入れが強すぎて、記憶のフィルターを通してしか眺めることができない。

それは…近いようで遠い…いずれにせよ過去の話で、
冒頭で取り上げた言葉なんて、
実際にそんな約束を交わした思い出があるくらいだから。
次の日に晴れたのか、雨だったのかは定かではないけど。


近くにいるのに遠くに感じるときほど、距離が苦しいことはない。
手は届かないのに、目は届いてしまうから、
無意識であろうと過剰に意識してしまって、
無駄に傷ついたり、無理に忘れようとしたりを
何度も、今日も、繰り返す。

衝動的に、何かのつながりを確かめたくて、
きっかけもとっかかりもないままに書き出したメールも、
件名も無題のまま、保存ボックスに放り込む。

世界中どこにだって一瞬で届けられるはずのメールなのに、
かつて見慣れていたはずの宛名にだけは送れない。
行き場のない想いは、ただ保存されたまま、
消えることなく取り残されて。
せめて風化してくれれば、ありがたいのに。本当。


今、ふたたび、何度も繰り返した過ちを繰り返すつもりはなくて、
だからと言って、ただの友達としての再会を演じる自信もなくて、
それでも…ただ一言でも、二言でも、
言葉を交わしたり、時間を共有することができればと
思っている自分がいる。

それで何がはじまるわけでも、変わるわけでもないだろうけど、
何かが終われるような気がしている。

今ふたたびつながることも、未来においてのつながりも求めていないけど、
せめて過去だけはつながっていたことを、ちゃんと共有したいというか、なんというか。
 今は違う。でも昔は確かにそうだったよね。
 辛いこともあったけど、それも含めそうだったよね。
ただそれだけを、同じ記憶として共有しておきたい。

それを心の片隅にしまっておくか、見えないように蓋をしてしまうかは、
君の自由だけれど。でもどこかに小さくても、取っておいてほしいのです。

僕は、きっとぽっかりとあいた空洞を
その記憶で少しだけ埋め合わせようとするんでしょう。




宛名は確かなのに、送ることができない、行き場のない想いを、
苦しまぎれに綴ってしまいました。
ごめんなさい。

おやすみ
いい夢を

それを結びの言葉にメールを送って、
眠りについた夜が確かにあったことを思い出したから、
なかなか眠れない夜に、今夜もなってます。




追記。
たまたま見つけた誰かのカバー。
あまりに素敵な声だったので、紹介させてください。虫の音すらBGMです。











Comment
≪この記事へのコメント≫
まぼろしの記事
以前書かれた「おやすみ」の記事を
消えてしまう前に読むことが出来たのは
ラッキーでした。

以前の記事はもっと軽いタッチで書かれて
いましたよね・・・(うるおぼえですみません。)

名曲「歌うたいのバラッド」のカップリングと
して耳にしてからかなりの月日が流れました。

もどかしいほどに誰かを想い・・・
伝えたいけれど伝えられない気持ちがあり・・・
眠れぬ夜を過ごした頃を思い出します。
2010/08/27(金) 18:31:14 | URL | がんも #Lk84Cx12[ 編集]
まぼろしでも…ないですが
以前書いたものに対して
コメントくださったのを覚えてます。
が、何を書いたのかは自分も覚えてなくて…
…今の気分をそのままに書いてしまいました。

この曲について、というより
この曲にまつわる記憶について
書いてしまったわけですが。

記憶って、事実は過去でも、
思い出しているのはまさに今で、
だから実は今現在の話なんですね、いつも。

そんなこんながありながら、
たまたま見つけたステキな歌声を
追加で載せておくことにします。

中性的なこんな声には
あこがれてしまいますね。
はじめて聞いたのに、
過去の記憶に不思議と重なる気がしてます。

不思議と
2010/08/29(日) 11:03:17 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
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