コピーライターが気になる歌詞

我輩はコピーライターである。 出世作はまだない。
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ハナレグミ 『マドベーゼ』
君といて 僕を知る
何も もとめぬほどに 伝わる愛
何もかざらぬほどに 深まるライフ









いつだって君はそうだねぇ 僕のことなのに
自分のことのように 喜んでくれるんだぁ

君の泣いたり笑ったりが 僕のぬぐいきれぬ
傷だらけの日々に 色をそえてゆく



なんでもない日々の、ささいな機微を、
やさしい視線でとらえ、肩の力を抜いて語るように歌う。
特別なことが起きるわけでもない退屈の中に、
なにかが潜んでいることを彼は知っているから。


君といて 僕を知る


相手のことを自分のことのように考えられる。
そして相手のなかにもう一人の自分を見つける。
だから小さな感情の揺れですら共感できてしまう。

たとえば自己嫌悪に陥いって、自分が好きになれないときに、
その自分を好きだと思ってくれる誰かがいることはとても大切なこと。
自分のことを客観的に見つめ直すきっかけが生まれたり、
そこから自分を肯定できるようになっていくこともある。

すべての愛の根元には自己愛があるという。
自分を愛することができてこそ、はじめて誰かを愛することができる。
…もちろん、それだけが肥大化してしまうことは問題ではあるが。

ただふと思ったのは、
もしかしたら特別な誰かができたとき、
その人と分かちがたい一体感が生じれば、
その相手も含めての自己愛、というものがあるのかもしれない。
だから相手を愛することが、そのまま自分を愛することであったり、
相手の歓びが、そのまま自分の歓びであったり。
自己愛の延長の中に相手をも含めてしまう、
そんな愛ってあるのかな?どうなのか。


何も もとめぬほどに 伝わる愛
何も かざらぬほどに 深まるライフ


「逆に」ということなのかもしれない。
相手に何かを求めることは、愛としては浅い。
見返りを求めない、無償の愛こそが、深く強い。
ありのままの相手を認める、そのままでいてほしいと願う。
だから、特別なことは望まず、ただそばにいることを望む。
そうした言葉や表現に頼らない愛情こそが、
より素直に相手に伝わっていくんだろう。

物質的な側面でも同じことが言えて、
モノによって心は充足し得ないということ。
いろいろなモノを手に入れて、生活や身なりをいくら着飾ったところで、
心の芯の部分は、それだけでは満たされない。
欲望を否定するわけではないが、欲望を追及するだけでは
得られないものがあるということ。

これはモノとコトという視点でも語り得る。
あるいは清貧の思想という視点でも。
ただ、この歌で伝えたいこと、それは、
君といるなんでもない毎日こそが大切なこと。
特別なことを求め合ったり、特別に飾る必要もなく、
おだやかな気持ちで、ただふたりが共にいるということ
その普通の日々こそが特別であることを歌っているわけです。


…と、今まで長々と書いてきたことこそが、実は本当に無駄なことなのかもしれない。
そんな風に頭でっかちにならず、自然に、思いのままに、
リラックスした気持ちで声に心を委ねてみれば、
それで十分わかることでしたね。
あ、なんかいいな、
そんな感覚が実はとても大事なのです。
そういう感覚を素直に重なることで、きっと深まるライフなわけです。

…前回に引き続きタイトルの意味がわからない。…人名?
意味をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひとも教えてください。








Comment
≪この記事へのコメント≫
マドベーゼ
はじめまして。
半年ほど前からちょくちょく覗かせてもらってます。
斉藤和義、ハナレグミ、ミスチル…
私の好みとすごくヒットするので
次はどの歌のどの歌詞だろうといつも楽しみにしています。

さて、「マドベーゼ」ですが。
「白金台」→「シロガネーゼ」
「窓辺」→「マドベーゼ」
だと思っています。

「窓辺の人」とかですかね。
ゆるやかな風の漂う窓辺に佇んで微笑む人
のようなイメージです、私にとっては。

こんなんでどうでしょう?
2008/11/17(月) 22:38:22 | URL | みゅうみゅう #-[ 編集]
なるほどっ
コメントありがとうございます。
自分の好みも、人からの影響とかいろいろあってのものなんだなぁ…と、その遍歴を振り返ったりしています。
ただ音楽の趣味が合う人とは、話も合うような気がしています。なんとなくですが。

マドベーゼ…なるほど。
その角度からこられるとは、思ってもみませんでしたね。自分にはない発想です。
本当?…というツッコミを入れたくなる気持ちも含めて、なるほどと唸ってしまいました。
でもそのイメージはなんか素敵。

果たして真相はいかに…なんでしょうね。


2008/11/18(火) 23:11:15 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
つい、ふと、思い出してしまいました…
いただいたコメントについて、
…それがなんだったのか
わからないものの、
ひっかかる記憶があって…
それがなんだったのかを
ようやく思い出しました。
…くだらないお話なんですけど。

もし、iPodなどでPodcastをお聞きの方ならわかる
(…お聞きの方にしかわからない)と思うのですが、
「アンタッチャブルのシカゴマンゴ」というTBSラジオの番組があって、
「2007年5月3日」の放送が、それでした。

そこで、二人は昔つくったショートコントの話をしてるのですが、その中に
『少年犯罪』というネタが出てきます。

その中で、山崎氏の設定が
なにかにつけて「○○だぜ!」と言う
というもので、
随所に意味なく「…ボロネーゼ」と
付け足す…そんなネタでした。

たとえば、
「やってねーぜ!…ボロネーゼ」
「うるせーぜ!…ボロネーゼ」
「しょうがねーぜ!…ボロネーゼ」
みたいな。

そこに
「ボロネーゼ関係ねえだろ!」
と柴田氏がツッコむと。

…本人たち的にも、
なんなんだこのネタ・・・
的な感じではありましたが、
変にはまってしまった
…と、僕が思い出したのは
そんな記憶でした。

意外と好きで聴いてたりします。
意外と面白かったり…しますよ。

もし聴ける環境にいらっしゃいましたら、
…そしてもしもだいぶお暇でしたら…
ぜひお試しください。

2008/11/26(水) 19:44:18 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
私もこの曲好きです
 はじめまして。
歌詞から印象的な言葉を拾って、それに対するコメントが、私の理解を深めてくれるなって思って、よく拝見させていただいてます。

ハナレグミの歌詞は、特別な何かが起こったものじゃなくて、普段何気なくあるものを歌詞にしているのがすごく好きで、曲もよく聴いています。

 今、心理カウンセラーの勉強をしていて、言葉のもつ意味にとても敏感になっているというか、興味を持つようになりました。
ハナレグミの持つ歌詞には、こんな深い意味があるんだなってますます好きになりました。
やっぱナガツミ最高です!!!
2008/11/30(日) 16:20:18 | URL | mikamika #-[ 編集]
CM曲
この歌とは関係ないのですが、今CMでハナレグミの歌が起用されていますね。正確にはカヴァーなんですが。

その「ハウスメイト」のサイトでCMを見ることが出来るのですが、映像のほかにラジオCMも10本ありました。「部屋を借りる」=「新しい門出」で明るいイメージがありますが、10本のうち2本は「死」がモチーフになっていて印象的でした。

ところでハナレグミのオフィシャルサイトで知ったのですが、そのCM曲「PEOPLE GET READY」が配信されているようです(PC配信は今日から)。
早速ダウンロードしようと思っている次第です。
2009/01/28(水) 11:47:11 | URL | みゅうみゅう #-[ 編集]
ハウスメイト
いいですね。ハウスメイト。
最近見たCMの中で、一番好きなものが「ハウスメイト」で、そのことについて誰かに熱く語ったことを思い出しました。
「小さい頃から同じベッドで寝ていて、大人の恋なんてできるわけがない」というやつ。
コピーも、映像も、断片的に浮かんでは消えるばかりで、詳しく語るわけではない。
だけど…だから、多くのことが伝わってくる。豊かなイマジネーションの広がりが生まれてくる。
…たくさんの、ただそれだけのことに、多くの物語が内包されている。
これは、深イイCMだと、そう思いました。

ラジオCMはまだ聴けていないので、
これから聴いてみたいと思います。
ハナレグミの曲も一緒に
聴いてみたいと思います。

ありがとうございます。


2009/01/30(金) 14:43:10 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
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