コピーライターが気になる歌詞

我輩はコピーライターである。 出世作はまだない。
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山崎まさよし 『コイン』
澄んだ水の底に沈んだコインは誰のだろう
気づいたら君の名前を呼んでいる

あてのない夜は空を見上げて何を願うだろう
気づいたら君の名前を呼んでいる







名前の呼び方で、距離感をはかる。
日本人なら、意識的に、あるいは無意識にでも、していることだ。

はじめは、名字に「さん」をつけて呼んでいたのが、
名字だけになったり、名前に「さん」をつけてみたり。
そのうちに、あだ名になったり、いつの間にか名前だけになっている。

呼び方の遍歴が、そのまま距離感が縮まっていく過程だったりもする。

名前を呼ぶ、それはとても当たり前のことだけど、
それだけに呼べなくなったときに、その名前を持て余してしまうような感覚に襲われる。
呼んでみたところで、それはもう過去を思い出させるものでしかなかったり、もちろん応えてはくれないわけで。
名前を呼ぶ、結局そんな単純なことこさえも許されないことが喪失感を際立たせる。

たまに用事も何もないのに、ふと名前を呼んでみたりもした。
それに対して返事なのか、相槌なのか、仕草なのか、なにかしら応えてくれたのに、「なんでもない」なんて返してしまうことがよくあったけど、今思えば、ただそれだけがしたかったのかもしれない。それだけでも幸せだったのかもしれない。
名前を呼べること、それに応えてくれること。
ただそれだけのことだけど、確かにつながっていたんだ。


…気づいたら、同じようなことを繰り返し書いていた。
 気づいたら、だいぶ夜も更けてきた。
 気づいたら…やっぱり、君の名前を呼んでしまいそうだ。
 あてのない夜に。空は見上げないけれど。何も願わないけれど。
 応えてもらえないどころか、届きもしないだろうけど、
 今日は、君の名前を呼んでしまいそうだ。









Comment
≪この記事へのコメント≫
共感…
初めまして。
最近ここを見つけました、Tぞーと言います。

kikuさんになにがあったのか詳しくは知りませんが、
kikuさんの気持ち…良くわかります。

ただ呼びたかっただけ、ただ応えてほしかっただけ。
そして名前を呼べること、それに応えてくれること。
それだけで幸せを感じていたんですね。


…あまりに共感してしまったのでコメントしてしまいました(笑
2008/09/24(水) 13:14:07 | URL | Tぞー #At2ofpOU[ 編集]
共感返し
共感いただけたとは…恐縮です。

なんとなく思い浮かぶ名前があって、
最初のうちは何て呼んでいたり、
呼ばれたりしていたのかを、
ふと思い出そうとしてみたり。

単純なことだけに、共感も生まれやすいのかも
しれませんね。
単純なことだけに、大切なことだったんだと、
終わってからいつも気づくんですね。


2008/09/27(土) 02:24:03 | URL | kiku #Di5TU3Tw[ 編集]
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